こんにちは。ぴいすけです
昨年末家族で都心へ行く用事があったので、その帰りに東京タワーの大ネオン展に行ってきました。
もくじ
大ネオン展 from CYBER NEON CITY
TOWER GALLRYウェブサイトより
現在のネオンブームの火付け役となった『大ネオン展』に
再びジャンルを越えたアーティストによるネオンアートが集結します。
東京タワーを “CYBER NEON CITY” にすべく新たな作品を加え
過去最多の作品数でパワーアップした『ネオンアート展』を体感してください。
最近はLED看板も増えてきて、身近で見る機会が減ってきているネオンサインですが…
実際にネオンアートを見た私の第一印象は
やっぱりネオン良い!!!!
でした。
プロがデザインしたものをプロが作っている>素人がデザインしたものを素人が作っている
なんだから私のELワイヤ看板と比べて違いがあるのは当然といえば当然なのですが…やはりELワイヤで作ったネオン風看板とネオン看板は全然違うものでした。
そして、ネオンサインはLED看板とも違いました。下の画像は以前横浜中華街で撮ったLED看板です。
そして下の画像が、大ネオン展のネオンサイン。
どうでしょうか?
LED看板も良いモノなのですが、実際に見てみると
ネオン良い!!!!
となってしまう「強さ」がネオンにはあると思いませんか?
その形状のせいなのか?ガスを使用していることによる違いなのか?
ネオンの光は柔らかく、LEDよりも独特な雰囲気を生み出しているのです。
A4サイズのアクリル上に、加工しやすいELワイヤでさえイラストとして認知できる形に配置するのは大変なのに…
こんだけデカいキャンパス上に火を使って曲げたガラス管を設置して、なんの違和感もない「絵」として認識させるのは化け物です。
幾何学的な形の部分、手、表情、フォントの違い、なんの違和感もありません。凄すぎます。
2Dじゃない、3D感。このボコボコ感。最高です。
これは、デザイナーさんも職人さんも両方スゴいのですが、この「愛」という文字のクルンクルンってなってるところ。美しいですね。
個性的ながら、全ての作品でネオンがしっくり来ていました。
デザインはそれぞれのアーティストさんがされていますが、ネオンガラスの作成、加工は横山さんという方が一人で行っているそうです。
良いところ、凄いところは上げたらきりがないですね!!
今回、東京タワー内で作品が展示されていましたが、これら作品がそれぞれ退廃的な近未来の街(それも夜)に別々に展示されていたなら…
そんな妄想をしてしまいました。
この看板がサイバー横丁の町ビル側面に飾ってあったなら…
この看板がサイバーおかん氏が言うような
「近未来ながら昭和の下町の風景が残る、狭くてこ汚い飲み屋。ねじり鉢巻で愛想の無い親父の包丁を持つ右腕はサイボーグ義手」
そんなお店の店頭に飾ってあったなら…
看板と、その町(お店)の魅力は54万倍くらいにはなるはずです。(個人の感想です)
特に私が好きだったのはサムネイルでも使用させていただいた、こちらの「霓虹燈(ネオンサイン)」という作品。
はらわた ちゅん子さんデザインしたものをネオンで作ったものです。
妖艶で最高ですね。
チャイニーズ電脳マフィアの組長室に飾りたい。
東京タワー2階のTTAストアにも作品が展示されています。
この売店で、私もグッズを購入しました。
このNEON NEONという書籍、ネオンサインの写真もさることながらインタビュー記事も非常に面白かったです。
ネオンと携わってきた方の歴史、ネオンに対する考えがインタビューを通じて書かれているのですが、他で知ることができない情報満載です。
手軽にLEDネオンを導入しているところが増え、ネオンの数はどんどん減っているといいますが…
数は少なくなれどネオンサインというものは残り続けるのではないかと思います。
なぜなら
・ネオンは結局美しく
・一点モノ、人の手が掛かっているモノの魅力というのは替えがきかない
・そして人間は一点モノを愛してしまうから
です。
私もいつかは本当のネオンサインを自分の部屋に飾れるように、頑張って仕事します。
小さいやつならなんとかいけるはず…
ということで、大ネオン展に行ってきたという話でした。
東京タワーの近くにお立ち寄りの際には、ぜひ行ってみてくださいね。
2023/1/22まで開催中です!無料です!!
では!
※サムネイルは
デザイン:はらわた ちゅん子さん
ネオンサイン制作:アオイネオン株式会社 横山幸宜さん
霓虹燈(ネオンサイン)
です