光の速さで謝った時の話

※サムネイル画像は北の国から’92巣立ちより引用

ぴいすけ
ぴいすけ

こんにちは。ぴいすけです

今回は、思い出話を誇張して話します。

読んでもなんの役に立たないことだけは約束できます。
それでは、どうぞ。

光の速さで謝ったことはあるかい?

全く自分に落ち度がないのに謝罪した経験、ありませんか?


私はあります。

納得いかない…そう思いながら謝罪をすると

・なんだかんだ言い訳をつけたり
・不服な顔してみせたり
・愚痴や言い訳したり

しちゃいますよね。

言ってしまえば、
自分に落ち度がないことについての謝罪は…


本心では悪いと思っていないので、弁解をしたり「俺は悪くないよなぁ?」という共感を得たいがためにゆっくりだらだらと謝罪をしてしまうわけです。

では…


100%自分の責任、ヤバヤバの、おしっこが漏れそうになるミスを犯して謝罪した経験はありますでしょうか?

…俺はある!!!

…二回ある!!!(話せるやつだけでも)

人は「自分に非がある」と認識すればするほど、高速で謝罪すると言われています。

下の5秒で作ったグラフをご覧ください。

横軸が自分の非(%)、縦軸が謝罪速度

「自分に非がある」そう信じていればいるほど…謝罪速度が上がっているのがわかりますね?

※謝罪速度って何?という疑問は永遠に解決しないので考えるだけ無駄です。

さぁ…

もうお判りでしょう。

そうです。100%自分の責任だと認識している時の謝罪は―――

――――光速を超えます。

―人間が心から過ちを詫びる時、その速さは光速を超えるらしい―
アルベルト・アインシュタイン

かの有名な理論物理学者アルベルト・アインシュタインもこう述べていたらしい。

というわけで、私の謝罪が光速を超えたときのエピソード、どうぞ。

大戸屋ザ・ワールド


あれは学生時代、大戸屋でバイトしていた時の事です。

その大戸屋は割と都心に位置しており、なかなか客の入りもある店舗でした。

ぴいすけ
ぴいすけ

おはようございます!

店長
店長

おはよーう!

私は開店前の準備の為に早く出勤していました。

キッチンのスタッフだった私は、基本的な調理等を行います。

その日は店長と私の二人きり。


とは言っても、このシフトで何度もバイトしたことがあるので、慌てることはありません。てきぱきと開店準備を進めていくのでした。

そして訪れる開店時間

開店と同時に数名のお客様が店内へ歩を進めます。

そしてすぐさま飛び込んできた注文は…

大正義メニュー。鶏と野菜の黒酢あん定食でした。

大戸屋ウェブサイトより引用

慣れた手つきでちゃちゃっと調理を終え、カラッと上がった野菜と鶏肉に黒酢ソースを和えて皿へ移します。

そしてサラダ、漬物等をお盆にセットし、

ごはんを…

イメージ画像

ごはんを…

イメージ画像

ご…

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ご、

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ホギャァアアアアアア!!!!!

その一瞬…

気づくと私は時が止まった世界に…「入門」していました。

ぴいすけ
ぴいすけ

…あれ、おばあちゃん…

お婆
お婆

おやおや…珍しいお客だこと…どうしたんだい?

ぴいすけ
ぴいすけ

やっちまったよ…

ぴいすけ
ぴいすけ

ご飯を炊き忘れちまった…

お婆
お婆

ぴいすけ
ぴいすけ

ごはんが炊けるまでお客さんに待ってもらうなんてできるわけないし…

炊けた頃には鶏と野菜はシナシナさ…ハハハ…


ぴいすけ
ぴいすけ

これ本社クレーム決定ですわ!!!

お婆
お婆

お婆
お婆

あなたが今やるべきは、未来を心配することじゃないはずよ…

ぴいすけ
ぴいすけ

…!

お婆
お婆

こんな状況だからこそ、あなたにしかできない謝罪がある…

お婆
お婆

「簡単に謝る」のならいつでもできるけど、「心からお詫び」っていうのはね…いつでもできるものではないの…

お婆
お婆

「心からお詫び」それは、自分が完全に悪い、そう認識できている時にしか、繰り出すことができない大技なの…

ぴいすけ
ぴいすけ

お婆
お婆

あなたにはまだここに来るには早すぎる…
やり残したことを、やってきなさい…

―――――――

―――そして時は動き出す――――

店長
店長

ぴいすけ~ごはんま

ぴいすけ
ぴいすけ

スマセンッッッ!!!!!

ぴいすけ
ぴいすけ

ごはんッッッ!!

ぴいすけ
ぴいすけ

炊き忘れましたぁッッ!!!!!

米が炊けていないことを認識してからの、光速謝罪。

その後には…

もののけ姫でダイダラボッチに首を返した後のような…

滅びの呪文を唱え、飛行石が空へ帰っていくシーンのような…

ハウルの動く城がバラバラになった後のような…

ジブリのエンディングのような落ち着きがありました
BGM:アシタカとサン 久石譲

そして私の光速謝罪を正面からモロに受けた店長は…

バキ 14巻より 引用

粉塵爆破を受ける瞬間の愚地克巳のような表情をしていたといいます。

今思えば、店長もこの時「入門」していたのかもしれません。

そして刹那の間の後、意識を取り戻し、ようやく絞りだした声でこう言ったのでした。

店長
店長

ぴいすけ…

ぴいすけ
ぴいすけ

…!

店長
店長

ここから割と近いところに、別店舗がある…

ぴいすけ
ぴいすけ

店長
店長

そこでごはん借りてこい!!

店長
店長

あっちのスタッフには俺から電話しとく…走れ!!

ぴいすけ
ぴいすけ

て、店長ォ…!!

言い訳無し、心が100%こもった謝罪から生まれる、問題解決への最短ルート。

そうして、私は着の身着のままデカいタッパーを抱え、人の行き交う街を疾走(ガチ走り)したのでした。

結果的に、往復10分ほどでごはんを手に入れることができ、クレームには至りませんでしたとさ。

みんなも自分に非があるようなことがあれば、なるべく早く謝ろうね。


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