こんにちは。ピイスケです
ロシアは離婚率が高い国だと言われています。
この2018年にロシアメディアによって書かれた記事によれば…
ここ二、三十年、ロシアにおける全結婚の60パーセント以上が離婚に終わっている。
Russia Beyond 日本語版より
とあります。
60%!!!
若いうちに無責任に結婚してしまうこと…
法的に離婚しやすいこと…
生活が厳しいこと…
などなどの理由によって離婚率が高くなっている…とのことですが、それにしてもまぁ高い数字ですね。
そんな中、私と言えば妻と出会ってから10年(結婚してからは7年)全く喧嘩もなくうまくやってこれています。
離婚率が高いロシア人と、
全く喧嘩せず10年付き合っている。
これは、ある意味希少なサンプルと言えるのではないだろうか。
ダイショーの焼肉のタレのwebCMです。
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パワー
なかやまきんに君https://t.co/onjodD40TS pic.twitter.com/VetqC7jyFJ— なかやまきんに君 (@kinnikun0917) March 6, 2021
というわけで今回は、勝手にロシア人との国際結婚継続の秘訣を語っていきたいと思います。
10年以上ロシア人配偶者とお付き合いしている、でぇベテランの方々におかれては、
10年?ヒヨッコが…潰すぞ…
という気持ちを抑えて、どうか温かい目で見守っていただけたらと思います。
それ以外の方々においては
ただの1例でしょ?
くらいにとらえていただけると幸いです。
それでは、どうぞ。
もくじ
まず始めは…食事です。
結婚生活において、便宜上夫婦は同じものを食べることが多いと思いますが…
国際結婚においては食事を無理に合わせる必要はありません。
もちろん日本料理とロシア料理、どちらも好きな人同士が結婚するに越したことはありませんが、現実はそうはいかないのです…
特に朝。
私の妻はよくカーシャというおかゆを作り、食べます。
そのカーシャなのですが…
ネブカドネザル号で食べるやつじゃん
また、ソバの実を使うこともあります。(こちらはグレーチカと言います。)
いずれにせよ私は、このカーシャが苦手なのです。
味ではなく、ミルクがダメで、お腹を下してしまいます。
トヴォローク(カッテージチーズ)はなぜか大丈夫なのですが、このカーシャだけはダメです。
なので…食べません。
では妻が朝ご飯にカーシャを作ったらどうするのか?
答えは簡単です。
自分が食べたいものは自分で作ります。
カーシャは食べられないから何か別の料理を作ってよ
こういう考えは最悪です。ギルティです。
そもそもですが、調理をパートナーに依存する意味はありません。
それぞれ自分の作りたいものを作ったらいいのです。
余ったら冷凍すれば、無駄なく食べられます。
参考になるかわからないのですが、以下、私の妻が好きな料理です。
他にはそうめん、うどん、卵がゆ…などなど。
ロシア人は割とさっぱりしているものが好き?
また、ザワークラウトは日本人の口にも合うので、常備しておくと重宝します。
割とうまくいっている国際結婚夫婦で多いのが、夫が体を鍛えているというパターンです。
一緒にいる妻に恥をかかせることのないよう、ある程度体は鍛えておきましょう。
とはいっても、ガッチガチのマッチョになる必要はないと思います。(なってもいいと思いますが)妻よりガリガリでなければいいのではないでしょうか。
パワー!!!
尊敬している相手だから結婚した。
とも言えますが、相手を尊敬することはとっても大事です。
私は妻のどこを尊敬しているかというと…
ロシア語、英語、中国語、日本語を話せる頭脳と
おおらかな性格です。
おおらかすぎてたまにイラっとすることがありますが、
おおらかな雰囲気が、家庭をいい雰囲気にしてるんだな…
と最近は思います。
「外国人の方とうまく付き合う秘訣」、というトピックがあれば必ずと言っていいほど出てくるワードですね。
これは本当だと思います。
察してくれよ!
空気読んだらわかるでしょ?
このような考えはギルティです。
子供じゃないんだから、自分の要求はわかりやすく伝えましょう。
よくよく考えてみてください。
相手が自分の考えを理解しないことに腹を立てる。
めちゃくちゃワガママです。
相手に自分の意見が理解されないときは
・自分の説明能力が十分でないこと。
・もしくは相手がそれを受け入れるメリットがないと判断し、敢えて受け入れないんだという事。
それを知るべきです。
伝え方も注意です。
言いたいことを言う、というと何故か口喧嘩を想像する方が多いのですが、喧嘩はしないに越したことはありません。
冷静に提案、議論すべきです。
以下、この前あった我が家でのワンシーンです。
最近、私に対して何か不満ある?
何か、あなた最近…
足臭い。
!
…外で運動する時間が増えたからかな?
そうかもしれない。においを抑える方法を調べてみようよ。
…
イソ吉草酸(いそきちそうさん)っていうのが原因みたい。重曹でにおいが消えるんだって。
(重曹を足にかける)
ワッ!すごい!!においがゼロになった!!嗅いでみ!?
は?
…は?
…と思われるかもしれませんが、これも国際結婚の一つのリアルです。
(国際結婚大ベテランの方、ごめんなさい)
生きていれば人間はある程度失敗するものです。
自分と一緒にいる時間の長い、永遠の愛を誓った相手。
その相手が失敗に対してめちゃくちゃ厳しかったら…
挑戦や新しいことを避けるようになり、結婚・人生はただただ、我慢を続けるだけのめちゃくちゃ息苦しいものになるでしょう。
できるって言ってたよね?
大丈夫って言ったから任せたのに
はぁ…もう俺(私)がやるわ…
わかんねぇことあったら自分から聞こうよ!!ねぇ!!ガキじゃねぇんだからさ!!
こんな言葉が飛び交う家庭、嫌ですよね。
嫌すぎる…
私は結婚自体に意味はないと考える人間なのですが…
結婚がお互いに心から許しあえる人間を作る。という契約であるならば、結婚は素晴らしいものになると思います。
失敗したら二人で笑えるくらいがちょうどいいね!
結婚するうえで、謙虚さというものは欠かせないものです。
謙虚さがないと、感謝の気持ちがなくなったり、高慢な態度になってしまいます。
私は20代の頃に妻と出会い、そして今まで生活してきました。
最近常々思います
こんなおじさんになっても、一緒にいてくれるんだな…
10年間、私の悪い所を死ぬほど見たし、知ったと思うけど、それでも一緒にいてくれるんだな…と。
感謝しかない。
死ぬ間際まで、お互いに感謝しあえたら幸せですね。
インターネットで「結婚」という言葉をひとたび検索すると、
結婚によって何かを得たい!!
そのような考えで結婚を希望している人が多いことに気づきます。
結婚して得られるもの
安定した生活
世間体
お金
周りに自慢できるような美貌の妻(もしくはイケメンの夫)
など
結婚して失うもの
自分の時間
自分のお金
など
このように結婚して得られるものと失うものを比較して、結婚すべきか否かを議論しているのです。
しかし…よくよく考えてみてください。
安定した生活も、お金も、周りに自慢できるような美貌の妻(もしくはイケメンの夫)も、全て自分以外の要素です。これらは自分の力では完全にはコントロールできません。
安定した生活を目当てに結婚した!
→不安定になった。耐えられないから離婚する?
お金を目当てに結婚した!
→お金がない。耐えられないから離婚する?
周りに自慢できるような美貌の妻(もしくはイケメンの夫)を目当てに結婚した!
→イケメンだったのに、お腹が出てきてかっこ悪くなってきた。離婚する?
もし、これらのものを目当てに結婚した人は、目当てのものが手に入れられなかった時、または手に入ったが失ってしまったときに、結婚の意味を改めて考えることになってしまうかもしれません…。
なので私は
「パートナーから何かを得るために、結婚する」
ではなく
「パートナーへ何かを与えるために、結婚する」
という考えが重要だと思うのです。
誰かへ何かを与えることに幸せを感じられない人は…結婚に向いていないかもしれません。
ここまで書いて思ったのは…
国際結婚も、日本人同士の結婚も大事な部分は一緒だな
ということです。
相手を尊重し、相手へ求めすぎず、相手へ尽くす。それが基本です。
それを聞いて、
そんなのコスパ最悪じゃん!
と考える人は、結婚はやめときましょう。
以下、私が好きな結婚についての名言を引用して終わりにしたいと思います。
「男は提供するんだ。男は感謝されなくとも、尊敬されなくとも、たとえ愛されなくとも供給するんだ、なぜなら男だからだ。」
ガス・フリング ブレイキングバッド
ひとりで生きていけるふたりが、それでも一緒にいるのが夫婦だと思う。
Tiffany&Co コピーライター 眞木準
では!