こんにちは。ピイスケです
↑の続きです
もくじ
イルガキで一泊してその朝。
この日は起きてすぐに散歩に繰り出しました。
外は凍てつくような寒さの、晴天です。
太陽に照らされて、ピカピカ光る雪。
空気までもがキラキラと輝いています、いわゆるダイヤモンドダストというやつ。
この写真で見えるかな?白い点々がそれです。
まっくろくろすけならぬ、まっしろしろすけ。
かわいい。
そして氷柱…(しつこい)
何度も言いますが、私は雪に慣れていない人間なので、雪や氷を見るだけでテンションが上がってしまうのです。
ごめんね。
朝の散歩の後は、カップラーメンを食べました。
寒い日に食べるカップラーメンはうまい。
腹ごしらえの後は早々に下山します。
車中に置いてあったジュース(タルフン)もガチガチに凍っていました。
下山途中で見かけた、晴天+雪をかぶった山。
テッパンともいえる美しさ。この空気のさわやかさをお伝え出来ないのは残念です。
山を下りると、葉も、木も、道もすべてが凍てついていました。
シベリアはもう冬です。
外が悪天候だったので、帰宅後は夜までゴロゴロしていました。
その日の夜、レストランで食事をごちそうになりました。
見るからにおいしそうな料理たち。
このレストランで、たくさん義父母とお話ししました。
…
娘が外国人と結婚したことについて、どう思いますか?
娘を中国に留学させた時点で、外国人と結婚することは覚悟してたよ。
ただ、日本人と結婚するとは思ってなかったから、びっくりしたよね(笑)
…
日本人についてはどういうイメージをもってますか?
真面目だよね。ただ、ぴいすけもそうだけど、働きすぎなイメージがあるよ。沢山働いてたくさんお金を稼いでも、そんな働いていたら使う暇がないでしょ?
ハハハハ!!(こやつ、沢山働いている割にはそんな稼いでいない人間(私)がいることを知らないな…?)
…
〇〇(妻)や私(ぴいすけ)は将来日本で暮らした方がいいと思いますか?それともロシアで暮らした方がいい?
それは…難しいよね。いつでもどこでも好きに暮らせるように、例えば半年はロシア、半年は日本みたいに暮らせれば、きっと幸せだし、寂しくないと思うよ。ただ、経営者にならないとその暮らし方は難しいね。だからぴいすけも、大きいビジネスをしなよ。
…頑張ります!!
…。
…会話の途中、義母が無口になったのに気づきました。
?
…どうやら…涙をこらえているようです。
明日には娘が遠く離れた場所へ行ってしまう。
それを想像してしまったのでしょう。
(子供と離れて暮らすというのはなかなかつらいだろうな…。)
私もつられて泣きそうになりましたが、堪えました。
そして…
飛行機は午前出発予定だったので起きてすぐに家を出発します。
家を出る際、バブシュカから熱烈なハグ&キスを受けました。
その上お小遣いまで!
何度固辞しても折れてくれる雰囲気が皆無だったので…ありがたく頂戴しました。
最後まで優しいバブシュカ。
本当にありがとうございました!
空港へは妻と私、義父母の四人で向かいます。
来た道と同じ道で向かったのですが…行きの時と違い、帰りの車中は悲しみに包まれていました。
…。
…。
…。
…。
そんな状況下、私は空港までの道のりの5時間、ただひたすらに寝たふりしていたといいます…。
zzz…(100%覚醒)
お別れの時間。
…。
強面の義父が涙を堪えています…
それを見てもらい泣きしそうになった私は…トイレに逃げて事なきを得ました。
すぐ泣く男に娘を安心して任せられないからね。
そして涙が落ち着いた後に、トイレから素知らぬ顔で出てきてお別れの挨拶をし…
本当に何から何までお世話になりました。絶対日本に来てくださいね!!
義父母と熱いハグをして、ロシアを後にしたのです。
さよなら!アバカン!
さよなら!シベリア!
さよなら!ロシア!
富士山が見えると、日本に帰ってきたな…という感じがします。
あぁ、このシベリア、アバカン旅行…
10日程度のあっという間の旅でしたが、この旅でわたしのガチガチな頭と、心と、体を全てリラックスさせることができました。
「どうやって毎日を生きていくべきなのか」から「どうやって毎日を生きようかな」というように考えが自然になって、無駄な義務感や閉塞感が全て取り払われたような気がします。(ただ単に長時間労働から解放されたという影響なのかもしれませんが…)
そして…新たにいろいろな人との出会いがありました。
人生ってそれ(出会い)だけって気がします。泣いたり、笑ったり、憤ったり、感動したり、すべてが出会いから起きていますよね
高倉健
私が大好きな、高倉健さんの言葉です。
高倉健さんほど魅力があり、個人としてものすごい力を持っている人でも、
「人生というのは人と人との出会いが全て」
そう考えているというのはとても興味深いですよね。
言うまでもなく私には高倉健さんのような魅力はありませんが、私も「人生というのは人と人との出会いが全て」だと思っています。
世界にはこんなに素晴らしい、愛らしい、美しい、楽しい人がいるんだ…
それらを実感させてくれるような人が、私の周りに存在したから、私は今、「もっと生きたい」と思えています。
なのでもし今、死にたいと思っている人がいたなら…
新しい人間関係を作ってみることをオススメします。
何か週一で習い事を始めるとか、勇気があるならそこら辺のスナックとかバーに突撃してもいいでしょう。
違う種類の世界を見ることで、何か救いになることがあるかもしれません。
新しい人や、モノとの出会いによって、何か変わることがあるかもしれません。
大抵の人はありのままの姿を見せれば、優しく受け入れてくれるはずです。
ちなみに私ももちろんいつでも友達募集中ですので、気軽に声をかけてください(笑)
…はい!!
私のアバカン旅行についての記録は、これで終わりです。
皆さんの「シベリアについてのイメージ」、それに一つ新しいものを加えることができていたなら、嬉しく思います。
興味が出た方は、状況が落ち着いたら是非、シベリアに行ってみてください。
私も、落ち着いたらまた行きたいと思っています。
長い長い拙文にも関わらず、ここまでお付き合いいただきましてありがとうございました。
そしてこれからも、何卒宜しくお願い致します!!
ぴいすけ
森翔吾さんについて調べる中で偶然こちらのブログに出会い、一連の記事とロシアのファミコンの記事を拝見させていただきました。主さんの素敵な人生を拝見し、なんの希望もなく生きているか死んでいるか分からないような自分の生き方を悔いるとともに、もう少し何かのために生きてみようという意欲を与えていただいた気がします。ありがとうございます。
コメントありがとうございます。
にしきさんは多分、私と全く同じタイプの人間なのかなと思います!
自分をさらけ出す&新しいことに気負わず挑戦する&新しい人間関係を作る
事で必ず幸せになれると思います!
頑張ってください!